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ベイマックス
2015/02/08(Sun)
「私はベイマックス。あなたの健康を守ります。」

ディズニーとマーベル・コミックがタッグを組んだ作品ではあるけれど、言われなければわからないほどディズニー色が強く、そしてとても面白い作品だった。
舞台は日本っぽい「サンフランソウキョウ」で、ベイマックスは原作ではどうやら全然違う形状らしいのだけど、こちらではおっきくて柔らかくて可愛らしい「ケアロボット」として登場する。

高校を飛び級で卒業し、周囲の人と馴染めないヒロは、自分で作ったロボットを非合法のバトルに出しては小銭を稼いだり大人たちをやっつけたりする事で鬱憤を晴らしている。
そんな彼を見守るのは、少し年の離れた優しい兄タダシ。
このタダシが本当にいいキャラで、彼自身も優秀な秀才なんだけど、天才の弟を妬んだり嫉んだりすることなく、両親のいない家庭で、友達も作れず、ひねくれかけている弟の才能をなんとか伸ばしてやりたいと心配しているいい兄貴なんだよね。
甘やかし過ぎるわけでもなく、危ない橋を渡っているヒロを頭ごなしに叱りつけるわけでもなく、やがてタダシはヒロが興味を持ちそうだと考えて、自分が通う工科大学に連れて行く。

そこにはヒロと同等の会話ができる、偏屈だけど優秀な変わり者たちが一杯いた。
自分を化け物扱いせずに接してくれる大学生たちとの時間、彼らの面白おかしい発明品、そして兄の開発する「ベイマックス」にヒロの瞳は輝き、笑顔が戻ってくる。

タダシの思惑は当たり、大学に飛び級入学するという夢を抱き始めたヒロだけど、なんという事でしょう…
そんな優しくて大好きな兄さんが、ある時突然、事故で命を落としてしまうのだ。
もー、マジでやめてよ…海外アニメが結構あっけなく人を殺すようになったのはここ最近だけど、これって絶対ジャパニメーションの影響だよね。

ヒロは最愛の兄と、画期的な発明品である神経制御ができるマイクロボットと、大学入学後に教えを請おうと思っていたロボット工学の権威であるキャラハン教授を同時に失って、またまたすっかり意気消沈…
そんなヒロの前に、起動したベイマックスが現れる。
嫌がるヒロをスキャンしたり、触れたり、調べたりしながら、ヒロの痛みや苦しみを、淡々としたフレーズで表していくベイマックス。

このベイマックスのセリフがもうね、どれもこれも心に響くというか、温かく包まれるというか、たまらないんですよ!
見た人にはわかると思うけど、バイタルを分析してくれるかと思いきや、「痛みは10段階でいうとどれだ」と聞き返されちゃったりして、イライラするヒロの反応もちぐはぐな会話も面白くて、なんだかじわりと涙が出てくるほど笑ってしまう。
そしてこのじわっとしたわずかな涙はきっと、笑いすぎや悲しみからくるものではなく、自分の中にあった「ストレス成分満載の涙」なんだと思う。

物語はヒロが作ったマイクロボットを巡って二転三転。
「小さなロボットがどこかに行きたがっています」
ヒロの心が傷ついているのはタダシが死んでしまったから。タダシがなぜ死んでしまったのか理由がわかれば、ヒロは元気になる。
それを確認したベイマックスは、小さなマイクロボットを持って街へ繰り出し、慌てたヒロは引きこもっている事も忘れて追いかけていくことに。
やがて2人は、燃え尽きてしまったと思われていたマイクロボットが大量に保管されていた工場に辿りつく。
ヒロはともかく、ベイマックスの潜入は一騒動で、空気を抜いたり入れたりこれまた大変。最後には穴が開いちゃった部分に、自分でセロテープ補修するのが可愛過ぎる!!
仮面の男に襲われたものの、命からがら逃げ出したヒロは、マイクロボットが無事という事は、あの時死んだタダシは事故死ではないと言う結論に達してしまった。

大学の変わり者の仲間たちと共に兄の死の真相を探るべく、ヒロはベイマックスに武装をつけ、飛行能力をプラスする。
格闘技をするケアロボットが必要でしょうか?と首を捻るベイマックスは可愛くて、飛べればよりよくなるというベイマックスも可愛い。つか騙されてる!騙されてるよベイマックス!!
仲間たちが使う道具も、反重力バイクとか、何でも切れるカッターとか、伸びたり縮んだり自由自在のボールとか、どれもとても面白い。みんなのパワードスーツもさくっと開発しちゃうヒロはやっぱりとんでもない天才なんだなぁ…
あとフレッドのまさかの正体にはビックリした。執事もカッコよくてビックリした。

マイクロボットを操っていたのは、タダシが救出に赴き、彼と共に死んだと思われていたキャラハン教授だった。
教授はかつてグレイが行った物質転送装置の実験で娘を失い、その復讐のためマイクロボットを使おうとしていた。
マイクロボットに固執していたのがこのグレイだったので、黒幕はこっちかと思わせてキャラハンだったというどんでん返し。

ヒロはキャラハン教授が兄を見殺しにしたと知って怒りに震えるも、ベイマックスに残された映像の中の兄は、人びとを癒し、ケアするロボットを作る夢を語る。ベイマックスに人殺しをさせたりしてはいけない…仲間たちやベイマックスにも諭されて、ヒロは怒りを収めていく。
ホントにね、兄貴は最後の最後までいいヤツ過ぎるんですよ。この人が作ったベイマックスだからこそ、ベイマックスはどんなロボットよりも素晴らしいんだよ。そして兄貴がどれだけヒロを愛しているかが伝わってくるのがね、とってもいいんですよ。

キャラハン教授の復讐は、マイクロボットでグレイを研究所ごと異空間に転送させて消し去る事。
ヒロたちはそれを止めようと立ち向かうも、ヒロが生み出したマイクロボットは変幻自在の姿ととてつもないパワーを持ち、凶悪な壁として立ちはだかる。
でもマイクロボットの特性は、その名の通り小さなロボットの寄せ集めである事。ロボットの結束を破り、小さくしてしまえば脅威はなくなり、復讐が果たせなかったキャラハン教授は無事お縄となったのだった。

そしてヒロとベイマックスには別れが訪れる。
キャラハン博士の娘を救うべく転送空間に向かった二人は、脱出直前大きな破片に襲われ、エンジンを損傷してしまう。
ベイマックスのロケットパンチなら、2人を出口に送り届けられる。嫌がるヒロに、ベイマックスはいつものセリフを言うよう促す。

「もう…大丈夫だよ」

言いたくないセリフ。さよならのセリフ。兄に続き、ベイマックスともお別れ。
ヒロがそう告げると、ベイマックスはロケットパンチを発射する。2人は出口へ、ベイマックスは転送空間へ消えていく…

娘が無事だった事を知り、キャラハン教授は安心して逮捕される。
再び失意のどん底に陥ったヒロだけど、ある日ふと、ベイマックスが残した腕を見て、拳が何かを握っている事に気づく。
それはベイマックスの全てが詰まったデータチップだった!
ってか、ヒロとベイマックスが別れる時に、「あー、データ抜き出せばいんじゃね」と思ってた自分を、「うん、ちょっと冷たいな、私」と思ってたのに、そのまんまじゃねーか!!しかも自分で抜き出しただとぅ!?やるな、ベイマックス!

タダシが作ったボディはなくなってしまったけれど、今度はヒロ自身が作ったボディで、ベイマックスは見事復活。
2人はまた、大空を飛びまわり、人びとの危機を知れば駆けつけ、仲間たちと切磋琢磨しながら、日々を過ごしていく。

「泣きたいときは、泣いてもいいんですよ」

泣きたい時に安心して涙を見せられる相手がいること…
その大切さを知ったヒロは、きっといつか、憧れてやまない兄タダシのような、優しくて大きな、素敵な男になるんだろう。

あー、本当に面白かった。
泣けて笑えてハラハラできて、とにもかくにも面白かった。
下手な最近のくだらないラノベアニメやハーレムアニメよりずっとよくできてる。
ディスニーもピクサーも、昔からの「勧善懲悪」や「仲間との絆」や「少年少女の成長譚」というテンプレは決して外してないのに、何より脚本が侮れない。日本もうかうかしてるとそのうちアニメでも後れを取って、バレーボールや柔道の憂き目を見るかもしれん。

ベイマックスが最高にチャーミングで、ヒロもだけど何よりヒロを想うタダシの愛が伝わる、最高の兄貴映画だった。
制作陣の日本へのリスペクトと愛も伝わってくるので、絶対お奨めしたいディズニー映画。ベイマックス最高♪

(2015/10/12 記)
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塔の上のラプンツェル
2014/05/02(Fri)
GWの旅行中、機内上映で見たのだが、結構前なのでうろ覚え・・・
原作の「ラプンツェル」は結構生々しくて、ぶっちゃけ夜這い王子とラプンツェルはセックス三昧な上に追放されたり失明して放浪したりと残酷な部分もあるのだが、最後は大団円。

とはいえアンデルセンの悲劇の傑作「人魚姫」ですらハッピーエンドにしてしまうディスニーマジックにかかれば、なんでもかんでも「清純ハッピー♡」になるのはわかりきっている。
長い髪を持つラプンツェルはとある国の王女だったが、高い塔の上で、魔女を実の母親と信じて暮らしていた。
妊娠中のお妃が病にかかり、魔女が独り占めしていた魔法の花を使って生き永らえたため、生まれた子の髪の毛には花と同じ力が宿った。
そこで魔女はその子をさらい、外の世界は恐ろしいと教え込んで、ラプンツェルを塔に閉じ込めていたのだった。

やがて外の世界に憧れを抱くようになったラプンツェルの元に、盗賊稼業を生業とする色男フリン・ライダーが現れる。
ラプンツェルは毎年空に飛ばされる灯の正体を探るべく、フリンと取引をして塔を抜け出し、大冒険を開始する…というのがストーリー。

公開された頃、テレビで感想を聞くと「今までのディズニーのプリンセスものの中で一番元気でチャーミングで、一番好きかも」と言っている人がいたので気になっていた。
確かにこのラプンツェル、元気過ぎてひと時もじっとしていない。

中川翔子も、この人は噛みあわせが悪いのか発音によくない癖があり、女優でもないため演技もなかなか向上しないが、等身大の女の子というコンセプトのせいか元気にしゃべりまくる。
ただし魔女で養母のゴーテルを演じた人(剣幸・元宝塚トップスター)がものすごく上手だったので、この2人の掛け合いは一番面白かった。剣さんが未熟なしょこたんをリードしたのは明白だった。

確かにプリンセス物のわりには冒険活劇の色合いが非常に濃い。
ラプンツェルが世間知らずで素直で明るいことに加え、フリンことユージーンにスポットが当たる事も多く、この2人の掛け合いも夫婦漫才のようでとても面白かった。

見た目も言葉遣いもちゃんと女の子なのに、ラプンツェルはやんちゃな男の子みたいで元気はつらつ、でも女の子ゆえにできないことはできないので、逃げ出したりへこんだりするのは確かに可愛い。ユージーンが最初は結構彼女を疎ましく思っているので、彼の心が変化していくさまも楽しい。
やがて自分の正体に疑いを持ち始め、ユージーンと恋に落ちるラプンツェル。

けれど映画の起承転結はそんなシンプルロードを許すはずはなく、ゴーテルと結託したユージーンの悪い仲間に騙され、ユージーンは捕えられるし、ラプンツェルは結果的にゴーテルに連れ戻されてしまう。
護衛隊長より護衛隊長らしい護衛隊長の馬(長いわ!)のマキシマスやカメレオンのパスカルなど、ディズニー映画らしいファニーアニマルもてんこ盛り。

ラストはユージーンがラプンツェルの髪を切り、その魔法の力を失わせると同時に絶命してしまうんだけど、髪を切ったラプンツェル(しかも黄金色の魔法の髪は、切られると何の変哲もない茶色い髪に変わってしまう)が別人過ぎてビックリした。
いや、あれ完全に別人だってばさ。

絶命したといってもミラクルで生き返ったユージーンは、無事に父母である王と王妃のもとに帰ったラプンツェルから求婚され続け、ついに観念して結婚した模様。
ゴーテルは魔法が失われ、自分がもう二度と若さを手に入れられないと絶望して塔から転落し、死んでしまった。

でもさぁ、この話って「みんなに愛され、慕われていた王妃の命を救うため」という大義があるとはいえ、大昔にゴーテルが「自分で」探し出して「自分で」手に入れていた魔法の花を、王の軍がちゃっかり奪ったんだよね…

ゴーテルさんが自分で苦労して手に入れたもので「自分の若さを保つ」という欲望をかなえるのは別に悪くなくね?
むしろいくら王様でも力づくで他人の物を奪うってヒドくね?
ゴーテルさんが自分のものを取り戻そうとしたのは無理からぬ事じゃね?

ハッピーエンドはいいんだけど、どうにもこの点が腑に落ちんわ。
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アイアンマン3
2014/04/26(Sat)
こちらも機内上映で吹替え版を視聴。
そしてこちらもかなり記憶が曖昧に…ただひたすら「1作目のドラム缶でどーんの主人公の頑丈さにもびっくりしたが、今作はペッパー・ポッツの最強ぶりにびっくりした」作品であった。

トニー・スタークは「アイアンマン2」でもリアクターの副作用に悩まされてうつっぽくなってたけど、今回は「アベンジャーズ」でトンデモ超人たちと一緒に戦った祭の後に、不眠症やらパニック障害やらアーマースーツ依存症やらを発症している模様。
意外とメンタル弱いなこいつ…

結構強気でいつも軽口を叩いてるのは、「キャンキャン!俺の傍に近寄るなキャンキャン!噛みつくぞ引っかくぞキャンキャン!」ってことなんだろうな。
いや、これバカにしてるんじゃなくて、自分もモロにこのタイプなもので、見てると恥ずかしくて「アイタタタ」なのである。

冒頭は時を遡り、まだ死の商人だった頃のトニーが女を引っ掛け、冴えない科学者との約束を思いっきり反故にするシーンから。
トニーがこの昔話を皮切りに、今回の一連の事件を説明してくれるようなナレーションから物語が始まる。

この時点ですっぽかされ、屈辱を食らわされたその科学者こそが今回の敵になるわけだが、ヤツは人間を発火させる薬品を開発しており、それこそ「証拠の残らない爆弾」に仕立て上げてテロを起こしていた。

テロに巻き込まれたホーガンのため、トニーはテロリストに対し、自分の住所を明かして宣戦布告してしまう。

むーん、前言撤回。

弱い犬は敵を遠ざけようとするからこそ先制攻撃でキャンキャン吠えるのであり、トニーのように逆にキャンキャン吠えて誘き寄せるのは弱い犬ではない。

ただのおバカ犬である。

案の定テロリストに急襲され、ポッツはさらわれるわトニーは辛くも逃げ出した先でスーツが故障してパニックを起こすわで散々。

この時トニーを助けてくれる、ちょっとひねくれたガキんちょとトニーの会話が面白かったので、もっと彼に活躍して欲しかったなぁ。

テロの首謀者と見られる「マンダリン」が単なる傀儡で、役者あがりの男がのほほ~んと演じてたってのは面白かった。

しかもこれを演じてるのがベン・キングズレーなもんだから、これまためっちゃ芸達者なんだよね。

テロなんかとてもできそうにないとぼけてて憎めない役をコミカルな演技で見せてくれてすごく面白かった。

お手製の武器作成も、恵まれた環境でスーツを42作も作ってしまう今のトニーより、拉致られた洞窟でドラム缶ミサイルを作ってしまう泥臭い「スターク・エンジニア」っぽくてよかった。

こう書いて思い出したけど、今思えばあの時以上に絶望的な状況なんかないよねぇ。すげー、「アイアンマン」すげー、今さらか

ラストはこのたくさんのアイアンマンスーツが自動操縦で集合し、ローズのアイアン・パトリオットと共にタンカーの上を飛びまわる。

そしてラスボスのキリアンは一旦はアイアンマンスーツを着せられて自爆させられたものの踏ん張り、けれど彼自身が投与した薬のおかげで超人化したポッツマンによる一撃で粉砕。

うーわー…強過ぎるやろポッツマン…

リアクターを外し、スーツ依存症からも回復したトニーは、ついにアイアンマン卒業か…と思いきや、スーツがなくても自分はアイアンマンなのだと宣言。

そんな事言ってるとまたアベンジャーズに呼ばれるよと思っているとエンドロール後には、この物語を語って聞かせていたのが、なんとブルースことハルクにだったと判明する。

しかもブルースときたら話の途中で寝ていたらしい。

「どこからだ?」

「スイスのあたりから」

完全に冒頭じゃねーか!!

ま、「アイアンマン4」があるかどうかはわからないけど、少なくとも「アベンジャーズ」は続きそうだ。
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